書籍・雑誌

2010年6月13日 (日)

シベリヤ物語

シベリヤ物語

戦後外国から名画が続々輸入されてきた。今にして思えば、東和の川喜多社長夫妻の努力のたまものであった。

その中にソ連映画「シベリヤ物語」があった。すじの概要は、戦後帰還したロシヤ兵がギター片手にシベリヤで「バイカル湖のほとり」の歌を流して歩き、バイカル湖のほとりで、「豊かなるザ・バイカルの、果てしなき野山を、やつれし旅人が、あてもなくさまよう」と歌っう映画でスターリンの全盛時代であり、行く先々の家にはスターリンの肖像画が掲げられていた。

当時私は中学生で、お袋と一緒に「シベリヤ物語」を鑑賞した。その時お袋がポツンと「ロシヤ人も田舎の人は、我々と変わらないんだね」とつぶやいた。

学校へ行くと葉山から疎開してきていた同級生が寂しさを紛らわして「ザ・バイカルの***」と歌っていたのが印象に残っている。

二十年後名古屋の映画館で「シベリヤ物語」を見た。その時はスターリンが失脚した後で、戦後すぐに見た映画のスターリンの肖像画は殆どカットされていた。

それからしばらくして米国映画「わが生涯の最良の日」だったか「わが生涯の輝ける日」だったかの映画を鑑賞した。記憶があいまいなのはどちらかが洋画でそれをまねてどちらかが邦画のタイトルで封切られていたからである。

これも復員軍人の物語で軍隊では将校としてはぱ゛を聞かせていた人が帰国して失業者になって生活すると云う物語であった。

中学の教師が「軍隊と一般社会では大きなギャップがあるんだなあ〕と云っていたことが記憶している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)