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2010年6月13日 (日)

香水の効用

香水の効用

香水は体臭を隠すため婦人方の身だしなみとして使われているが、現在は男性も使用する人が増えていると聞いている。

中学生時代聞いた話では、これとは全く違う使用法であった。

昔フランスでは、「排泄物は、道路に投げ捨てて処理していた。、そのため道路は臭気で満ちていた。それを隠すために香水が使われていた」と。

日本はまだ清潔で、便所のことを別名厠(かわや)という通り、便所は川の上に建てられ、排泄物は川に流していたのである。

江戸時代から戦前、戦後にかけては排泄物は重要な肥料で、百姓は各家庭に排泄物を汲み取りに行き、落ち葉などを集めその上に排泄物をかけて、腐敗させ肥料として用いていた。現在はやりの有機農栽培である。

そのため田んぼの近くは悪臭をぷんぷんと放ち我々はそれを「田舎の香水」と呼んでいた。

日露戦争の頃、乃木家ではしばしば日本橋の三越から最上級の香水を取り寄せていた。

不審に思った人が、静子夫人に尋ねると「乃木の出陣に当たって香水を一瓶持たせてやり、息子勝典・安典にも一瓶ずつ持たせました」という答えが返ってきた。。

香水は「武士のたしなみ」であった。

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コメント

乃木夫人のこのお話は、度々聞いて居ります。昔と現代では、人の美意識もだいぶ変わって参りました。日本人が辿り着く先がこれからどのようであるのか、見当がつきません。

投稿: パイエット | 2010年6月13日 (日) 13時32分

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